少しずつ前へ
発災以降被災現場を見て廻っていますが、メディアの報道でも熊本市の被害は益城町や南阿蘇に比べると大きくはないようです。しかし熊本市でも被害状況には差が見られ、地域的に大きな被害のあったところとそうでないところがあります。また面的な被害は無くとも局地的に甚大な被害があったり、個々の家で全壊や半壊したりと状況も異なります。さらにいえば住居が無くなっても避難所でお世話をされる方もあれば、ショックでノイローゼ気味の方等、人々の心にも傷あとが残っています。そこで最近感じるのは顔が1人、1人違うように震災後の対応、行動、心の持ち方もそれぞれ違うことです。避難所だった小学校もあの喧騒が嘘のように普通の状態へ戻っていました。