ある通りにて
電車で小一時間揺られて有数の観光地に到着しました。港町特有の異国情緒、昔の栄華を忍ばせる倉庫群、そしてその景色がドラマにもよく取り上げられることから来街者が絶えません。今日も平日にも関わらず多くの団体客が行き交っています。耳を澄ましていると乱れ飛ぶ言葉は中国語、韓国語ばかりで、日本語を聞くことが稀なくらいです。最近の日本人は今回の私たちを含めて団体で旅行することが少なくなりました。中国、韓国も団体旅行が少なくなったとはいえ、まだまだまとまって行動することが多いことを目の当たりにしました。またこちらの通りも沖縄の国際通り同様系列のお店が似たような店舗を幾つも構えています。風情のある店構えと女性好みの品揃えがお客さんを呼び込み、お土産を買ったら新鮮な食材を使った料理に舌鼓を打つ…まさに観光地の典型的なモデルです。ゆっくり街並みを散策してそんなことを考えたのでした。