保護司会の視察研修 1
今日と明日の2日間、熊本南地区保護司会の視察研修に参加します。先ず最初の訪問は京町にある『熊本鑑別所』です。鑑別所とは少年が犯罪を犯して審判を受けるまでに入る施設をいいます。現在全国47都道府県に51の施設が設置されています。所長さんから説明を受けて施設内を見学させていただきましたが、只今の収容者数は通常に比べるとかなり少ないそうです。話によると地震の影響で大型量販店が長期間休業していたので窃盗等の犯罪が減少していることが大きな要因のようです。城彩苑で昼食を済ませて次の訪問先の『熊本刑務所」に到着しました。先ず映像で刑務所の概略を説明していただき、その後刑務官に案内してもらい所内を見学しました。鑑別所、刑務所ともに所内は当然ながらカメラ撮影は禁止されており、見学する際は持ち物を会議室に置いて廻りました。熊本刑務所は500人の受刑者の中で10年以上から無期懲役までの長期受刑者が全体の83%を占めています。平均年齢が50歳で高齢者の受刑者が年々増加していて介護や認知症対応が喫緊の課題になっているそうです。また全刑務所の課題として再犯率の引き下げがあり、釈放後の就職先や住居の確保に努めているそうです。刑務所はこれまでも保護司の立場で数度おじゃましましたが何度来ても緊張します…。本日の日程を終えて無事宿泊するホテルに到着しました。久しぶりにゆっくり温泉に入りましょう(笑)。